パットが勝負?全米プロ

今回の全米プロを見ててつくづくパットの大事さを感じた。

終わってみれば、混戦状態からカイマーが-11でホールアウトし、プレーオフで決着だった。ラフやバンカーがすごくてみんなダブルボギーを打つようなコースだったけど、そんな中で全員が予選落ちした日本勢と上位陣の違いはやっぱりパターの粘り強さだったと思う。

PGAのサイトによると、日本人選手のバーディー数(初日、2日目)は、石川遼(2,4)、池田勇太(2,1)、藤田寛之(2,2)、小田孔明(3,3)、平塚哲二(3,2)ということで、予選ラウンド2日間で石川遼と小田孔明の6つが日本のベスト。それに対して、優勝したカイマーとプレーオフで2位になったワトソンの4日間合計バーディー数は、それぞれ15と18*1。こうしてみると意外にもバーディー数にはスコアほどの違いはないような。

んで、たぶんスコアの違いは「オーバーを作らない」ためのパーセービングパット。実際、カイマーとワトソンはダブルボギーがなくて*2ボギーがそれぞれ6と9。平均すると一日1.5個と2.25個。対する日本人選手は、スコアからわかるようにみんなバーディー数以上のボギーがある、と。


ショットの違いも関係あるだろうけど、やっぱ日本選手がパットでポロポロする印象と海外の選手のパットの勝負強さが明らかに対比して見えちゃうんだよなー。

*1:それぞれ1イーグルあり

*2:もちろん上位陣の大半はダブルボギー以上が一度はあり、この二人は例外的