マネージャーの立場・上の立場、を下から見ると
学生じゃなくなっちゃった
卒業式を終えて学生証も返し、後は1日から新社会人になるのを待つのみ、な無所属状態。
このブログを堂々と書けるのもあと数日なんだけど、思えばまだ今年の目標すらアップしてない。こんな自分だしまだまだ大学院のことで書いてないことがたくさんあるので、そういうのは書いてもいいのかなー。
ということで、コンサル&研究共通の話についてひとつ。
マネージャーの立ち位置
コンサルにおけるマネージャーと、研究における准教授&助教(教授も)の立ち位置はだいたい同じだと思う。下っ端の学生・アナリスト目線で見た時の「マネージャー」のふさわしい認識はこんな感じじゃなかろうか。
・マネージャーが仕事を振ってくるけど、どれもマネージャーが自分自身でできる仕事である
・その仕事のスピード・クオリティのいずれも、マネージャーがやったほうが早いし良い。
・けど、マネージャーの仕事は、「マンパワーとアウトプットのマネジメント」であり、全てを自分でやればいい、というわけじゃないから、敢えて「仕事ができない下っ端」に仕事を振っている。
・だから、下っ端が炎上したりいざとなったら、「自分がやればちゃんとやれる」、「自分がリカバリーできる」と思っている。それを前提として仕事を振っている。
下っ端の仕事
マネージャーがやれば速く良くできる仕事を振ってもらっている。マネージャー目線で言えば、「俺がやれば1時間でそれほど大事な仕事でもない。あの新入りに任せるなら、大きなヘマをせず5時間ぐらいでやってくれればいいか」みたいな感じだと想像する。成長していくに連れてこれが、「俺が1時間だからあいつなら2時間」という信頼感になってきたり、「俺がやるべきなぐらい大事なところだけど、あいつにやらせてみるか、ダメだったらカバーできるようにデッドラインをきって任せよう」というチャレンジになり、果ては、「俺一人じゃ困っちゃうからあいつに手伝ってもらったらいいアイデア出てくるかも」、となっていくんじゃないかと思う。
だから、下っ端としての第一段階の目標は、「まずマネージャーレベルのスピード・クオリティに近づくこと」。その次に、「マネージャーを超える仕事をすること」。
いきなり総合力で追いついたり追い越したりするのは無理なので、現実的には、「短期間で手を動かすスピードでは負けないようにしよう*1」、だとか、「多少時間はかかっても丁寧さ・正確さでマネージャーをうわまれるように頑張ろう*2」みたいに、一点突破型な目標がいいんじゃないか。
コンサルの場合、プロジェクトごとにマネージャーが変わる。最初のうちに、その時々のマネージャーをよく見て、「その人の弱いところでバリューを出しに行こう」とか、「マネージャーの強いところはガッツリぱくるようにしよう」みたいに使い分けれたら良さそう。
下っ端の宿命
自分の見解。
下っ端は、常に「いつか上を追い越すべき存在」であり、上は「いつか下に追い越されるまで、それに抗うべき存在」なのだと思う。下っ端には負けじと頑張って、でも、追い越されたらちょっと嬉しい、そんな感じだと、上としても下としても気持ちいいじゃないか。逆に、そうじゃないと、世代を経るに連れてどんどんダメになっていくような気がしちゃう。
なので、下っ端としても、戦略的に上から学び、上を追い越していきたい。だからこそ、どんな業界であれ合言葉は、「上を食う」であり、「老いぼれを駆逐する」なのだと思う。