これからの自分の課題

コンサルに入った

1週目からグループワークで就活中のジョブみたいな演習をして、早速終電に乗って、と、ガツンとくる過ごし方をさせてもらってる。本当のインパクトや価値が求められるプロジェクト以前にこんだけだと、本番のことが不安になってくるぐらい。ともあれ、工夫するなり、結果を出すしかないので、頑張ってやっていこう。

やりたいこと、やりたい理由

これまでの自分はそれなりにエネルギーあふれる感じで色んなことをしてこれたと思う。少なからず他の人にはできないことをして、他の人には出せないバリューを出してきた*1


振り返えると、そのエネルギーの源、やりたい理由は

  1. 自分にしかできないことに感じる使命感
  2. やりさえすれば、どんな結果であれ、面白い
  3. あからさまに「やれば面白いし、大したコスト・リスクもないのに誰もしてない」というホワイトスペースが見える*2


という3点ぐらいにあった。「俺しかやる人はいないから、俺がやらざるを得ない」、「結果はどうなろうと、やれば面白いやん」、そういう複合的な気持ちでやったことばかり。


ある意味では、その辺の状況判断と決断に由来するオリジナリティとかインパクトだったのかもしれない。

この辺はどっちでもいいこと

けれど、実際のところ、この3つって実はどっちでもいいこと。


誰もしていないことってのは、研究では最低限のマナーみたいなもの。けれど、実社会では、「真にオリジナルな仕事」は必ずしも必要ではない。インパクトがあればいい。


やりさえすれば面白い、ってのは、結果には責任取るつもりのない、ある意味では保険をかけた考え方。


ホワイトスペースに飛び込むってのも、純粋に「やりたいこと」ベースな考えではなく、ただ見えてるところに行ってるだけ。


どれ悪くはないし、かけてきた情熱と行動の量は、ある程度人並み外れたところもあったと思う。それなりに結果も伴ってる。


けれど、たぶん、周りの人を見て、「この人スゲー!」って思う人は、そうじゃない「やる気」で動いてる。

これからの課題

自分しかできない、そんなのどうでもいい。もちろん、「誰でもできること」にはそれほど意味が無いと思う感覚は変わらないけど、そこにこだわる重点があるとイマイチ。


結果に責任を取らない考え方は、きっと、「結果への執着」、「物事への執着」を薄れさせる。「やることそのもの」に意味があることはこれからも続くだろうけど、これからの仕事ではさらに、「結果への執着」を持ちたい。


ホワイトスペースってのは、戦略的には必要なんだと思う。ただ、目的とする対象がない中で戦略があっても、それは大した結果を招かないような気がする。


もう一つ加えれば、これまでの自分は、「先がある程度見えてる範囲」での挑戦しかしてこなかった。「やれば面白い」、「ある程度のインパクトが残ることが見えてる」。そういう、保険のかかってる状況。*3


オリジナリティが出るかわからない、結果が出るかもわからない、けれど、どうしてもやりたい。そういうところで面白いことをして、結果を出せるように努力してみたい。

まとめると、「やりたいこと」を見つける

今までの自分は「やりたいこと」ベースでなく、「やりたいプロセス」ベースでやってきたと思う。物事が面白いってよりも、やること自体や自分にとっての新しさに焦点があった。


例えば、創薬は、完全に結果が大事な世界。どれほど良いプロセスへの関わり方をしようと、薬ができなきゃ意味がない。そこにあるのは、「なんとしても薬を作る」っていう気概なんだろう。先が見えなくても、やる。結果として、一つも新薬作りに関われずに終わっていく人も多い。けど、それくらい先が見えないところだからこそ、怖さと闘いながら、真っ暗な中を進む努力がかっこいいし素敵。


自分がこれからコンサルで勉強しながらやりたいのは、「結果が全然わからないけど、そこにただ情熱を傾けたい、そういうものを見つける」ということ。「いざとなったら、命さえあればなんとでもなる」と思えてる今だから、こういう精神性を活かすためにも、そういうのをしたい。


もう一つの課題は、物事の観察力と人を見る目を養うこと。

*1:こういう時コンサル用語も便利だな。

*2:喫煙室のスモーカー仲間で飲んだら面白いに決まってるし、幹事さえ誰かがやれば飲み会できるじゃないか

*3:保険がかかってると、心には優しい。けれど、自分がしたいのは、「心も体もめいいっぱい動かして、動き続けること」だろうから、もっとダイナミックに心も動かしたい。