柳田法相更迭に思うこと

柳田法相がどんな人かは全然知らんけど、大臣としてそれなりのポジショントークができない人は閣僚になっちゃいけないと思う。そういう意味で、今回の件は政治家の「ポジショントークできなさ」が見えてるように思う。


言うべき立場の人が言うべきときに言うべきことを言う

これで世の中の「無難」が作られる。んで、それを意識して言うべきを言うのがポジショントーク。だからこそ、大事な時にポジションから外れて見える「言うべきでないことを言う」のが強いメッセージを持つのだと思う。つまり、「言うべき」と「言うべきでない」ことを意識できてないと「外す」ことを生かした有効なポジショントークはできない。

一番言ったらいけない人が言った

んで、今回の場合はポジションから外れた「言うべきでないこと」を「どうでもいい時」に言っちゃったパターン。結果は見ての通り、強いメッセージとなって見た人に悪い印象だけを残した。きっと、本人は「言うべき」とか「言ったらいけない」とか何も意識できてなかったんだと思う。

意識レベルの低さ

ポジショントークができないってどんだけ意識レベルが低いのか、幼稚園児でも家庭内でなんとなく自分の立場を考えて物を言ってるんじゃないのかな?それで政治家をしてきたんだから、逆にすごい。



あと、今回の件で、今後の法相へのプレッシャーがかかることになった。問題の2つの表現は軽くは使えなくなるだろう。必要な時もあるだろうに。


いいこととしては、「法相」という立場への注目度や価値が上がったこと。
テレビで「お金が入ってこない」とか「大臣にできることが少ない」とかそういったことが理由でこれまで人事上も重視されてなかったって言ってたけど、こういうことで価値の見直しがされそう。死刑制度とかだけでなく、そもそも社会はルール上に成り立ってて、その「ルール」のトップにいるのが法相っていう風に相応の評価額になれば、きっといいこと。