打ちっぱなしで上達する方法を考える

昨年ゴルフクラブを札幌に持ってきて以来、人生で初めて定期的に打ちっぱなし・コースに行くようになり、たぶん今年1年でスコアが10ぐらい良くなった。

打ちっぱなしは運動のためだけど、ゴルフも上手くなりたい

もともとは、ぎっくり腰発症を機に、自分がするスポーツと言えば、程度に打ちっぱなしに行くようになった*1。頻度は週一回弱で、アドレスから体幹を使うよう意識するようになってからは毎週月曜日に背筋痛になれてる。んで、いずれにせよ打ちっぱなしには毎週行くよう努力するけど、打ちっぱなしでゴルフ向上のため何ができるか、それが今回のテーマ。

打ちっぱなしより、アプローチとパッティング

いいときで半分近くパーオンするけど、スコアは特に比例してない。このことから、パーオン率が高いに越したことはないけど、現在の問題はショートゲームということになる。ショットに関しては、現在のスコアからして二つでグリーン手前にいればよしとできるレベルで、こっちを伸ばすよりはショートゲームの方が優先課題だと考えられる。
がしかし、打ちっぱなしをしてく中で何をしたら有益な練習になるか、最後に挙げる中部銀次郎本を読んで自分に必要だと気づいたことを書きとめておく。

備忘録

書いてから読むと、結局打ちっぱなしでやれることは「アドレス」がメインなんだなー、と思った。後はアドレスに加えて、実験。打ちっぱなしを「実験」と考えるのは、
練習ぎらいはゴルフがうまい!―プラスハンディが考えた合理的スウィング作り (ゴルフダイジェスト新書)
のパクリ。

球の位置

前回の打ちっぱなしで気づいたのは、「球を真ん中においてるつもりでも、左よりになってる」ことだった。左足の開きが大きいからつま先基準では真ん中っぽく見えてたけど、カカト基準の真ん中にはなってなかったってこと。ひとまず右よりにしてみたところ、これまで自分の持ち球だと思っていたプッシュアウト&スライスが、フックになってしまった。その仕組とコントロール仕方を習得するため、今後「打ちやすい真ん中」を探しつつ、左右にずらして打ったときどんな球が出るか実験していく。また、左足の開きを右足と同じぐらいにするのは、振りづらくなるので却下。

体のラインとフェースをまっすぐにするよう意識(足・ひざ・腰・肩・肘)

特に注意が必要なのが、肩と肘。
肩は、どうしても前に出た形になりがち。肩甲骨が開かないよう、広背筋辺りを意識して肩関節をしっかり入れた状態でアドレスする。
肘については、時々右ひじが前に出ちゃってるようなのでチェック。

目線は下目づかい

背骨を軸にする感覚だけでは不十分だった。背骨+首と頭を軸にするため、頭が前に突き出た状態を修正する。このとき、自分から見た球は、これまでの「顔の正面」ではなく、「目線の下」にくることになる。
んで、体の軸と目線を意識した結果、手元がかなり体に近い所にくるようになり、以前よりだいぶ違うアドレスになってる気がするけど、改善と言えそう。

グリップはオーバーラッピング

これまではインターロッキングだったが、右手小指が左手人差し指と中指の間に入る深さがその時々でけっこうずれてた気がする。昔それっぽいグリップできてたけど、ここ5年ぐらいでかなりのストロンググリップになったのは多分そのせい。オーバーラッピングにしても感覚的には悪くないし、スイング中に手先を使う感覚がしないオーバーラップでやっていってみる。

書評

自分なりに一言でまとめると、「スイングがどうこうとか言ってないで、まずはまともなアドレスをとれ」ってこと。ただし、なぜそれが大事なのか、アドレスをしっかりとるとどういう意味があるのか、などについては、小泉元首相のような「一言でわかりやすい!」っていう表現が少ないので、抜き書きすると骨抜きになりそう。「中部銀次郎本」をたくさん読んで、自分なりに解釈するしかないように思う。以下の2冊は、面白いエピソードや中部オリジナルの素晴らしい洞察がたくさんあって面白かった。

*1:選択肢はゴルフか卓球しかなかった