「天の声は天の声。別に変な声だとは思っていない」「自分の価値はどうでもいい」海江田万里、民主党員は「最後の演説で決める」

最近の政治って面白い発言とか多い気がする。

天の声は天の声、別に変な声だとは思っていない

http://www.sponichi.co.jp/society/news/2011/08/30/kiji/K20110830001514290.html
こういう適当な発言や言動って好き。言葉を話しつつ何も言ってない*1ので、誰かに何かを伝えたいとか言葉の目的とかがまったくわからなくて、ほんと高級な言葉遊びって感じがする。政治家は一般人とは違うレベルで、日本人全員ぐらいに関係のあるはずの重要なことについて、全国的なメディアを通して全国民に発する形で、言葉遊びができる。これこそが真の贅沢、と学ばされた。言葉遊びじゃなく、これでなんらかの読みや意図があったらそれはそれで驚くし。


真面目に考えると、「天の声」=民主党員(今回の場合)であって、それを「天の声」ととらえちゃうんならすごい。さらに、民主党員の声が変な声じゃないと言えるなら、かっこいい。ほんと真面目に聞いて真面目に考えると損する。

選挙演説を聞いて決めたいのに、小沢さんがうるさいの(民主党若手議員)

「天の声」を発した民主党員は「最後の演説で決める」らしい。なにそれ。朝日新聞だかでも、若手議員は「演説を聞いて決めたいのに、小沢さんが海江田に入れろってうるさいんです」っていう記事があった。
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110830ddm003010120000c.html

野田氏の勝因の一つは演説のうまさだ。「最後の演説で決める」議員が多い民主党代表選では重要な武器。落選時代に触れた野田氏の演説には小沢グループ若手でさえ「じーんときた。落ちそうになった」と語る。一時は推薦人確保も困難と見られた野田氏の1回目の得票が「102票」と読み上げられると会場はどよめいた。

なんかこの記事だけでも十分驚く。
二人ともが大臣だったわけで、海江田さんや野田さんが今までしてきたこと/言ってきたことって知ってるよね?仲が良くなくても、同じ民主党員だよね?それで決めれなくて、最後の演説で決めるってそれどこの学級委員?演説だけで決めれるってどんだけ候補者・投票者ともにレベル高いの?ジーンときて落ちそうになるってどこの飲み屋?


できれば、本気で言ってるんじゃなくて、本音を隠すために言ってることをメディアが真面目に流しちゃってるって真相であってほしい。

自分の価値はどうでもいい

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110729-OYT1T00910.htm?from=y10
YouTube
そういえば、この前の答弁での「自分の価値はどうでもいい(泣)」もすごくて、面白かった。
面白いと思ったのはまず2つ。この発言自体、誰がどんな質問したらこんな答えが出てくるんだろ?って想像を掻き立てられて、場所的に面白い。なんか答弁の場ってのをそもそも自分が誤解してた可能性に気付かされる。一国の大臣が「大臣である自分の価値」を放棄してるのも立場的にやばい。やばくて面白い。


さらに、その前の質問を聞くと、質問に対応した答弁ではなくて、なんか曲解をしてるとしか見えない。んで、こんな発言と泣きを見せたいという意図で曲解してるんだったら、この人すごい。見せたがりとか泣き上戸、目立ちたがり、かまってちゃん、などの何らかの能力か素質がすごい。


真面目に答えたらこうなったケース、真面目に泣いてるんだとしたらそういうことになるかも、だけど、読解力なさすぎない?「そんな答弁を大臣に求める人がいる」前提で思考してるのかな。

結局はメディアがすごい、という可能性

最初に政治面白い、って書いたけど、そもそもこんなの感じなのが「政治」なの?って思う気持ちもたくさんあるなー。
さらに言えば、これを政治として流してるメディアのほうがさらにすごいのかもしれない。

*1:言葉の中身がない。真面目に言葉の意味を考えてもしょうがなさそう