親が子に「お前はできない子だから云々」と言うのは自殺と同じ

今回の帰省中に、教育関係者たる父が言ってた言葉。挑発的だけど、メッセージ性もある名言だと思った*1。「できない子」と言うのをやめなさい!とか単に言うより考えさせられるんじゃないか。

言葉で希望を摘む

父親母親は、子供にとっては思想や行動を学んでいく対象であり、将来の自己のベースになる。子供が小さいうちは「将来の自己の一部」とも言える。赤の他人に何を言われようが、自分の中や家の中、家族の中に逃げ込めるんだけど、親に否定されるのはなかなかに辛い。なぜかって逃げ場がないから。


だから、親に「お前はできない」と言われたら、そりゃ「できない子」であることが自分の中でも前提みたいになっちゃって「できる子」にはなりにくかろう。自分で「俺にはできない」と思ってることはできるようにならない。子供が「できる子」になる可能性はチャレンジする前に摘まれる。


んで、「できる子になってほしい」と望む親は、自らの言葉で自らの希望の芽を摘む。「希望」とそれを実現するための「行動」の矛盾がここにある。

言葉は人を生かすのかな?

タイトルの逆にアプローチするなら「お前はできる子」と言うこと。


「できる子」になる意味がどんだけあるかわからないし、効果のほどもわからないけど、「できない子」と決めつけ、横暴な言葉を投げつけるよりはよほど有意義。

*1:どっかで拾ってきた言葉かもだけど