就活を4年春解禁要請は、スジが悪そうに見える
スジの良し悪しを決める要因の一つは、言い出す人
物事や行動の是非には、正しい正しくない、良い良くないという話とはまた別に「言いだす人」ってものがあるように思う。
例えば、アカハラを受けてる人がいるとしたら、それを訴えるべきは受けた人。周りの人が言い出しっぺになっちゃうと、たぶん話がこじれやすい。そうせざるを得ない場合もあるだろうけど、スジは良くない。
就活4年春解禁要請へ=安倍首相
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130415-00000034-jij-pol
就活の主なプレーヤーは、就活生と、就活生を選考・採用する企業。行政は外側からルールを作ってるくらいの参加度合い。
で、行政として就活の有り様に問題を感じるのはいいんだけど、そこからのアウトプットがこれってのはあまりスジがいいように感じれない。*1
行政がルールを作るわけでもなく、プレーヤーに要請だけする。たぶん、これはあまり実効性がない。だから、この行動が生むものは少ない。要請が聞き入れられなければルールを作りに行きます。という筋立てなら納得いくけど。
行政のとる行動の第一選択なのはルール作り。たぶん。要請は第二選択以下なんだろう。ルールを作るなら、プレーヤーが自由にできるようルールを緩くするなり、問題点に直接アプローチしたいなら、その辺の最終ラインだけ守るようなルールを作って徹底する、ってくらいが良いように思う。そうじゃないと、当事者じゃない人が理想を訴えて、変に理想主義的なルールができて、プレーヤーは誰も守らない、っていう風になっちゃいそう。
いずれにせよ、なんかスジが悪そうに見える。
逆に、
このニュースの「野党に謝れ」ってのは、文面だけみる限りスジが通ってて良い感じ。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130416/plc13041620110017-n1.htm