STAP細胞の違う意味での面白さ

色々ニュースやらブログやらで取り上げられられてるけど、研究分野としては全然関係ない自分にとってのSTAP細胞の面白さは、「iPSみたいな細胞と違って、細胞系を扱ってる研究者なら誰でも目にしたことがあるかもしれない」ってところ。


培地のpHや細胞の扱い方など細胞外からの刺激でできるらしい。コンタミで培地が酸性になることもあるだろうし、細胞を剥がす時にトントンすることもある。てことは、今までHepやらCOSやらを培養してきた時に、目の前にSTAP細胞があったのかもしれない。


「あちゃー、細胞の見た目変わってるし、やり直しだなー」と思ってた時や、「細胞は継代数やら扱いで分化したり、性質が変わるから、手技が大事。」、「いやいや、細胞は再現性とりづらいからもうやりたくない」そう思ってた時にあったのかもしれない。


そんなことを想像すると、業績とか将来性とかとまったく違う意味で面白い。まあ実際は細胞株依存とかがあってそんなことないかもしれないけど。