〆切を活かして全体の生産性を上げる方法

ありがちなパターン

〆切1週間前:あー、書かなきゃならんけど、なかなか進まんなあ
〆切3日前:〆切迫ってるけど、進まんなあ
〆切前日:〆切明日かー
〆切3時間前:〆切来てるし、決めるしかない!エイヤッ!

んで、この1週間ずっとこのことだけ考えてて、他のことが進まない。学部生だった頃や大学院1・2年目はそんなことが多かった。

最近のやり方と考え方

3日前・1週間前だろうがなんだろうが、進まないのであれば得るものはない。気分も乗らないし、他にやりたいことを思いついたりする。なので、進まなくなったら割りきって他のことに取り組む。


〆切の仕事が進まなくなったら、他のやりたいことを進める。そうすると、とりあえずそっちは進む。それも進まなくなったら、また別のことに取り組む。休憩時間ぐらいに、〆切の仕事に思いを馳せて、作業を細かく取り組みやすくしたり、ちょっとだけでも進めれる工夫を考える。思いついたらちょっと進める。思いつかないor進まなくなったら、また別のものに取り組む。


大事なのは、「〆切が来れば終わりも来る」、「〆切が近づくほどにその仕事に関する生産性が上がる」と信じること。

仕事は2種類ある

やればやっただけ進む仕事

かけた時間に比例してアウトプットが溜まっていく仕事。PCR2000サンプル分とか、論文書き序盤。終わりが明確なものが多い。

時間に比例しない仕事

論文の構成はこれでいこう!エイヤッ!でがっつり進み始める仕事や、だいぶ進んできたけど、そろそろゴールを設定するか。ゴールはここにしよう!エイヤッ!で終わりを決めたら終わる仕事。
学会のアブスト書きや、論文書き終盤の投稿する段階、研究テーマを立ち上げて動かし始める直前など。仕事そのものには明確なゴールがなくて、自分で決めるか、〆切が来るかすると終わる。こっちの仕事は〆切と親和性が高くて、「エイヤッ」とできれば終わるのが多い。*1



エイヤッ!で終わる仕事にとらわれすぎず、気分が乗る「比例する仕事」を間に挟んでいくと、〆切が来た時には他の仕事も進んでる好循環になるんじゃないか。少なくとも、今のところ〆切は守れてる*2し、間にやった分だけお得な感じもする。*3


終わりに

「エイヤッ!」な仕事は、本来であれば、エイヤッのあとに作りこむ作業だとか確認する作業が必要だけど、進まない場合は「エイヤッ!」段階がボトルネックになってるのは間違いない。作り込みも織り込んで〆切を設定できるといいだろうけど、最低限以上の作り込みは諦めるという選択肢もある。


こんな考え方をしてるのは認識が甘いからだ!ってのはその通りなんだけど、ありがちなパターンよりはマシ。ありがちなパターンにはまってる時は、「〆切があるんだからそれに集中していなきゃ」とか、「やってる姿を見せねば」的な逃げの姿勢も混じってる。そういう所から解放されて、他ごとが進めばお得じゃないか。

*1:もちろん、「論文書き」という仕事にも両方の仕事が入ってるし、一概にどっちとは言えないけれど

*2:ちょっと怪しいけど

*3:〆切に対して鈍感というのか図太くなってきてる手応えもある