博士課程-進路に困らない過ごし方

マネージャーの立場・上の立場、を下から見ると

学生じゃなくなっちゃった 卒業式を終えて学生証も返し、後は1日から新社会人になるのを待つのみ、な無所属状態。 このブログを堂々と書けるのもあと数日なんだけど、思えばまだ今年の目標すらアップしてない。こんな自分だしまだまだ大学院のことで書いてな…

博士課程でしておけばよかったこと

メンタル大事 ここ1年近く、家のことで本当に色々あった。かなり追い込まれてた時もあったし、なんとか自分なりに乗り越えてきたんだと思う。で、ここ1年でウツにならずに済んだ以上、今後もウツには無縁でやっていけるんだろうと思ってた。 で、昨日はボス…

リスクとリターン、それとラック

リスクとリターン 前回もリスクについて書いた。 学生のうちにたくさんリスクをとっておくといい - ある生物系博士課程大学院生の日記 んで、リスクの対価で得られるものがリターンというのが一般的なんだけど、もう一つのキーワードとして、「運(Luck)」…

学生のうちにたくさんリスクをとっておくといい

コンサルの同期の件 4月から新社会人になるに当たり、去年から何度か内定者懇親会や飲み会があった。最初の内定者懇親会では、下ネタの人が話をリードして、結果下ネタばかりで「なんやこれ」という感じだった。大体自分より年下の学部卒・修士卒で「同期大…

短期間で一つをモノにする勉強のやり方

以前チョロっと実践してみてけっこう役に立ったし、博士課程にいる間にもっとやっておけばよかったと反省しつつ、まとめる。 大きくざっくりつかんで、大事なところだけを切り出す - ある生物系博士課程大学院生の日記 コンセプト 博士課程にいる間に一つの…

論文はビフォアアフター形式で書きたい

論文にかぎらず学会発表もそうなんだけど、イントロと結論が結局のところ一番大事なんだと思う。 マテメソ、結果は正確に書けてさえいればいい。誰が書いてもほぼ変わらない。対して、考察は腕の見せどころ、頭の使いどころ。何のためにやったのかってところ…

思考とは、自動思考から一歩先に進むこと

考えるって何か?思考力や思考力が良くなるってことの定義は難しいところがあるけど、しっくりくる捉え方を思いついた。 思考する、とは 論理的な思考には二つがあると思う*1。 一つは、定型的な思考。 適当な材料をインプットすると、いつもどおりの処理を…

データに意味はない

後輩に、データに意味はないよって話をした。自分も卒論ぐらいまでは「データに意味がある」と思ってたし、それでも普通の生活には何も不自由はなかった。実際多くの人はデータに意味があると思うだろう。 例えば、 日本で年間3万人自殺する人がいる。 これ…

今日やるべきこと、がすっきりするスケジュール管理が見えてきた

やっとしっくりしてきた これまではEvernoteで日々のタスク管理をしてたけど、色々と工夫してたらしっくりくるやり方が見えてきた。たぶん今後もブラッシュアップし続けるけど、それなりに一段落した気がする。以下にエッセンスの部分だけ書いとく。 今日や…

研究の実行面での全体像をおさえておく

研究というアカデミックな話の前に、研究成果を出すためにどう研究を進めるのか、という泥臭いけど大事なイシューがある。昨日後輩と話してて「これをやっとくといいかなー」と思ったことを書いておく。ちなみに、前回は「常に考え続けるべきこと4つ」を書い…

3つ選択肢を作って、1つに決める、を意識してみる

就活でコンサルやら某IT企業やらを受けていて学んだことに「決める」ことの大事さがあった。んで、自分の「決める能力」のなさを痛感させられもした。それで3ヶ月ほどこれについて考えていたのだけど、当面やれることとして「3つ選択肢を作って、1つに決める…

研究で常に考え続けるべきこと4つ

はじめに:自分の場合 これまで、いつもあーだこーだと考えてることが多くて、その分、実験量が少なめだった。で、考えてるだけじゃ前進=プログレスもない。実験しても、「やったことは間違ってたんじゃないか」とかくよくよしたり。それで、実験量を増やす…

博士課程学生の強みと弱み、新卒マーケットでの位置づけ

就活で学んできたことの一つに、「博士卒というバックグラウンドを意識して、生かす」ということがある。この辺りのことを見聞きしたことがあまりないので自分なりにまとめる。 文系就職の新卒マーケットで理系博士卒が成功するために、「博士卒を採用する理…

就活を始めて4ヶ月たった。内定ももらったので、振り返ってみる。

はじめに 8月頭から就職活動なる楽しげな活動を始め、あっという間に4ヶ月経った。この間にあったことは以下のような感じ。 OB訪問:コンサル・総研から、商社、IT、証券、一般事業会社など、10人以上。 インターン参加:コンサルで2回。某ITからも来月にお…

就活に勝つ目的設定

「内定をもらう」という目標はダメなんじゃないか 「自分がハッピーになれる仕事を見つけ就職をする」という大目標に対し、「内定をもらう」という小目標への最適化の話。大目標から外れない程度で、かつ、内定がもらえないと困るんならローカルオプティマム…

後輩の指導って、博士課程学生にとっては良い機会だと思う

博士課程-進路に困らない過ごし方シリーズ第二弾。 就活を考えると、後輩の指導ってけっこう大事なんじゃね?って話。 後輩の指導は、就活のカギになり得る 就活で採用される人は、よく就活本で見かけるところでは、「一緒に働きやすそうな人」「一緒に働き…

「進路に困らない博士課程の過ごし方」関連カテゴリーを作った

「進路に困らない博士課程の過ごし方」ってものを作りたい - ある生物系博士課程大学院生の日記以前書いたエントリだけど、この路線で色々と書くと自分のためにもなりそう。と思えたので、カテゴリを追加する。 博士課程-進路に困らない過ごし方 博士課程-仕…

博士課程は自分のもの

「研究がしたい!」とか「今やらなきゃいつやる!」的な情熱や感情はおいといて、博士課程は「お金」*1と「時間」*2の絶対値で言えば必ずマイナスになる。だけども、雇用されていないことによる「自分の時間」だけは3−4年増える。だからその時間をどう使うか…