「大学院・研究者を目指す人へ」を読んで

http://web.mac.com/masaoamano/Masao_Amanos/for_future_graduate_students.html
本当に良い記事。全文読んで、どれも納得したし、全面的に同意。


けど、こういう「これができたら良いんだよ」というありがたい感じで権威あるチェックリスト的な文章を読むときには、ついつい盲目的に、疑いも持たずに自分の場合に当てはめたりしちゃいがち(実際この記事でもセルフチェックしちゃったし)。どうでもいいトピックだとかならいいけど、自分にとって大事な事なら頭を使って読むべきだと思うので、あえて批判的に読み、スキのあるところを探してつっこんだり追加したりできるようになりたい。とりあえず項目のみ書きだしておいて、後ほど1つずつ考える。

大学院生への「ささやかな」アドバイス

Stephen C. Stearns
Professor of Zoology
Zoologisches Institut der Universt〓t Basel
Bulletin of the Ecological Society of America 68 (1987)

  1. 常に最悪に備えよ
  2. 誰もあなたのことなんか気にかけない
  3. あなたは自分の研究がなぜ重要なのか分かっていないといけない
  4. 心を鍛えることが最大の防御
  5. 研究計画を書いて批判を受けなさい
  6. 指導教員をうまく使え
  7. 学位論文のタイプ
  8. 早めに論文を出版せよ
  9. 修士論文をみくびるな
  10. 定期的に論文を出せ。しかしやり過ぎるな
  11. 有用な文献

Day, R.A. 1983. How to write and publish a scientific paper. 2nd Ed. iSi Press, Philadephia. 181 pp. 思慮深くウィットに富んでいる
Smith, R.V. 1984. Graduate research - a guide for students in the sciences. iSi Press, Philadelphia. 182 pp. 完璧で実際的
Strunk, W. Jr, and E.B. White.1979. The elements of style. 3rd Ed. Macmillan, New York. 92 pp. 簡潔さの実例

大学院生への「ポジティブな」アドバイス

Raymond B. Huey
Department of Zoology Box 351800
University of Washington
Seattle, WA 98195 – 1800
Bulletin of the Ecological Society of America 68 (1987)

  1. 最初に
  2. 常に最良のことを考えよ
  3. 誰かはあなたのことを気にかけてくれる
  4. 「深く」考えることについて
  5. 精神的な問題
  6. プロになれ
  7. 単なる論文のレビューを含めすべてやったことは出版できるものとして扱え
  8. 授業
  9. 研究費の申請
  10. 指導教員との関係
  11. 論文の出版
  12. その他
  13. 結論
  14. 最後に