科学におけるコモディティ化
「コモディティ」は最近のマイキーワードの一つ。コンサルに入るにあたって、「コモディティ化」を一概に良くないものだとも言えそうにないし、企業体としてはコモディティ化が起こる前提でどうやっていくのかが課題になるんだろうという感覚。さしあたっては、コモディティ化をこねくり回して考えてみたいと思ってる。
で、今日健康バラエティ番組*1を見てて、「科学におけるコモディティ化」という考えもありえるかなーと思った。
コモディティ化@ビジネス
コモディティ化とは、ある製品が普及・陳腐化することで、コモディティ化した結果、売り手側の差別化が行いにくい状況が生まれる。だからビジネス界ではコモディティ化=差別化できない→自社製品が売れない、ということで歓迎されることではないんだろう。
他方、買い手側にはメーカーは違えど同じ用途の製品がしっかり普及している状況と言える。
詳しくはwikipedia参照。
コモディティ化 - Wikipedia
コモディティ化@科学
科学の世界は、「新しいものを発見したい」欲求でドライブされていて、できれば「広く一般に知らしめるべき知見」や、直接的には「教科書の一行を書き換える知見」・「世間を変える知見」を見つけるのが目標になる。*2
だから、「世間や教科書を変えて、自明のことになる=コモディティになるくらい重要な知見を見つける」ことが偉大な成果として評価されることになる。
そして、科学的な知見がバラエティ番組で出てくる=コモディティ化するということは、再現性も含めて科学的に立証され、かつ、非科学者にとっても関心の持てるトピックであるということで、「科学の世界での成功が一般に受け入れられた」証拠と考えられるんじゃないかと。*3
だからどうした
と言っても特にないし、アナロジーとして適切かわからないんだけど、おいおいビジネスなり科学なりに使える洞察が出てきたり、ちょっとした小話になったりしないかなーと思って書いてみた。