論文はビフォアアフター形式で書きたい

論文にかぎらず学会発表もそうなんだけど、イントロと結論が結局のところ一番大事なんだと思う。


マテメソ、結果は正確に書けてさえいればいい。誰が書いてもほぼ変わらない。対して、考察は腕の見せどころ、頭の使いどころ。何のためにやったのかってところから考えて、今回の結果が意味するところを抽出してくる。


結果そのものが「今回新規に得られた知見」になるんだけど、考察は「そこから得られた洞察」だったり、「次につながる知見」なんだろう。


んで考察やらなんだかんだ全てを考慮して、スタート地点である目的と対応させた形で結論をひねり出す。だから、目的と結論の書きっぷりが大事。


背景が、Before Christみたいな感じに「その結果が生まれる前の研究状況、理解」で、結論が「その結果が出たことで新しく見えてきた景色のあり方」。つまり、その知見以前と以後、ビフォアアフター。これをバシッと書き出せるような文筆力、構想力が持ちたいもんだ。もちろん研究力も。今からじゃ遅いけど。