できない理由よりできる理由、制約とはその前提
制約が大きいほど、クリエイティブになれる
とは、今読んでる「学者になるか、起業家になるか」の一節。
- 作者: 城戸淳二,坂本桂一
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2011/11/16
- メディア: 新書
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制約とは前提、そして、現実
できない理由を挙げるよりは、その対処法を考えたい、とは以前から思ってた。できない理由だけを話す会話にはあまり実りがないし。啓発書的ではあるけど、できない理由がわかってれば出来る理由にもなるかなーと。
んで、自分的に新しかったのは「制約とは前提であり、土台」という考え方。この考え方ベースだと、制約の反対である「自由」には前提がない、つまり、何かが生まれる土壌すらない、とも考えられる。実際、制約がない状況はない、だから、自由を考えること自体あまり現実味がないわけだけど、やっぱり制約だとか、個々人がそれぞれに持つ、変えることのできないバックグラウンドがあるから、その人にしか出せないアウトプットがあって、面白いこともあるんだよなー、と。まあ、今まで当然のように飛躍させて納得してた部分がちょっとつながった感覚。
まだ読んでる途中だけど
本書は山形大理工学系の教授城戸淳二さんと起業家?坂本桂一さんの共著だけど、対談形式と言うよりは、各自が一節ずつ、交換日記みたいに相手の発想にのっかったりしながら書いてるっぽい。あまり1冊としてのまとまりはなさそうだけど、経験に基づくいろいろな言葉がなかなかにインスパイアリングな新書。まだ読了してないけど、続きも楽しみ。