2011-脳みその使い方

短期間で一つをモノにする勉強のやり方

以前チョロっと実践してみてけっこう役に立ったし、博士課程にいる間にもっとやっておけばよかったと反省しつつ、まとめる。 大きくざっくりつかんで、大事なところだけを切り出す - ある生物系博士課程大学院生の日記 コンセプト 博士課程にいる間に一つの…

思考とは、自動思考から一歩先に進むこと

考えるって何か?思考力や思考力が良くなるってことの定義は難しいところがあるけど、しっくりくる捉え方を思いついた。 思考する、とは 論理的な思考には二つがあると思う*1。 一つは、定型的な思考。 適当な材料をインプットすると、いつもどおりの処理を…

ベストを尽くして結果に後悔する、ではなくて「しゃんめえ(青木功)」

「ベストを尽くした結果に後悔する」ことが減った ここ数ヶ月、自分が試されてるような感覚のするチャレンジングな日々が続いてる。いい日もあれば悪い日もあって、その中で自分なりにその時々のベストを尽くしてきたつもり。 んで、その言動の結果がコツコ…

研究に使える考え方が身について来た気がする

研究テーマ作りとその考え方、今後コンサルで応用していくための話。 自分の「研究の考え方」の経緯について、2年ぐらい前にやっと「論文1本分」とか論文2-3本分での問題設定ができるようになったと思う。んで、その段階で、若手Bとか基盤Cとかを取れるテー…

大きくざっくりつかんで、大事なところだけを切り出す

学会でテーマを思いついたので、論文セミナーにアウトプットするつもり 学会中に色んな発表を聞いてて、「自分が研究してきたのはこれのためだったのか!」と思うようなアイデアを思いついた。今までやってきたタンパク質に、他の3つぐらいのタンパク質群を…

成長に必要な認識

成長と言うよりは、もっと先に進みたいし、新しいものを見たいというシンプルな自分の欲求に応えるために意識してきたこと。それが結果的に成長というようなものにつながっていると思う。自分でもまだまだ局面ごとに足りてないと気づくことが多々あるけど、…

教わったことは全部仮説と考えると良い

研究にまつわる考察や実験、ディスカッション中でのコメントなど全て含めて、タイトルの通りだと思う。言い換えれば、教わったことも全て自分で確認するまでは疑っておくと良いだろう、ってこと。*1 先生の気持ちを考えたら、そうなるはず 学生が学生に教え…

今日やるべきこと、がすっきりするスケジュール管理が見えてきた

やっとしっくりしてきた これまではEvernoteで日々のタスク管理をしてたけど、色々と工夫してたらしっくりくるやり方が見えてきた。たぶん今後もブラッシュアップし続けるけど、それなりに一段落した気がする。以下にエッセンスの部分だけ書いとく。 今日や…

研究の実行面での全体像をおさえておく

研究というアカデミックな話の前に、研究成果を出すためにどう研究を進めるのか、という泥臭いけど大事なイシューがある。昨日後輩と話してて「これをやっとくといいかなー」と思ったことを書いておく。ちなみに、前回は「常に考え続けるべきこと4つ」を書い…

3つ選択肢を作って、1つに決める、を意識してみる

就活でコンサルやら某IT企業やらを受けていて学んだことに「決める」ことの大事さがあった。んで、自分の「決める能力」のなさを痛感させられもした。それで3ヶ月ほどこれについて考えていたのだけど、当面やれることとして「3つ選択肢を作って、1つに決める…

研究で常に考え続けるべきこと4つ

はじめに:自分の場合 これまで、いつもあーだこーだと考えてることが多くて、その分、実験量が少なめだった。で、考えてるだけじゃ前進=プログレスもない。実験しても、「やったことは間違ってたんじゃないか」とかくよくよしたり。それで、実験量を増やす…

就活に勝つ目的設定

「内定をもらう」という目標はダメなんじゃないか 「自分がハッピーになれる仕事を見つけ就職をする」という大目標に対し、「内定をもらう」という小目標への最適化の話。大目標から外れない程度で、かつ、内定がもらえないと困るんならローカルオプティマム…

自己分析と業界・企業研究は、その企業での将来の自己像に昇華させる

というのを自分のやり方にしようと思った。 波頭さんの就活の法則や、下記のブログでも、「自己分析」「業界・企業分析」の2つが大事!とあって、それぞれの理屈にも納得。でも、実はこの2つを別々にやるってのはちょっと釈然としないところもある。なんとい…

コンサルで不可欠とされる論理とかについて考えてみた。

コンサルタントの仕事って一番研究に近く感じられるような気がして、考え事もしやすいように思える。今回はコンサルタントに不可欠とされる「論理性」について、自分なりの考えたこと、感じてることをまとめておく。 論理を勝手に定義する 論理とは、スター…

マインドマップソフトを用いた論文の解剖、論文作成前の準備として構造作りのための解剖

はじめに 論文書きを最終的なアウトプットとしたとき、まずはマインドマップでの論文読み・論文解剖をすると良いように思う。 思いついたきっかけは、普段から自分の研究プロジェクト管理にマインドマップソフトのXmindを使ってたことと、100冊読む時間が…

読書に臨む姿勢を2つに分けてみる

きっかけー書評を見てモヤモヤした アマゾンのレビューで「共感できない」だとか、「全体として非常に面白いけど、この著者がここで言っていることに賛成できないので☆4つ」みたいなコメントを見かけることがある。他人に生かされるべきものとして「客観的な…

俺の寝言と会話する嫁

嫁さんの出産予定日間近で、楽しみと不安がないまぜな近頃。出産したら命名もあるし、出産直後には初めての国際学会もあって、精神的にも時間的にもなかなかゆとりのない日々が続いてるんだけど、昨日寝てた時に嫁さんが俺の寝言と会話したらしい。嫁が俺の…

研究の各ステップにかける理想的な時間配分について

論文一本にする研究をざっくり、プランニング、実際の実験・解析、考察・まとめ(論文化)という3ステップに分けると、その理想的な時間配分は3:1-10:3ぐらいかなーと思った。以下、ステップ別にその内容。 プランニング:3 普段からの勉強・論文読みとは別…

できない理由よりできる理由、制約とはその前提

制約が大きいほど、クリエイティブになれる とは、今読んでる「学者になるか、起業家になるか」の一節。学者になるか、起業家になるか (PHP新書)作者: 城戸淳二,坂本桂一出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2011/11/16メディア: 新書 クリック: 1回この商品…

実験前に詳細に準備する←必要なのは想像力

2011年の最後に、偶然、似たような話を続けて見て、聞いて、感銘を受けた。 一つは博士課程同期での忘年会で聞いた話、もう一つは本で読んだ話。 某研究室の同期から聞いた話 その研究室のボスは、その業界では有名な人で、政府(農水省)の指針決定にも携わ…

価値観の可変性とダブルスタンダード化〜「こんな日本でよかったね」内田樹

構造主義的日本論 こんな日本でよかったね (文春文庫)作者: 内田樹出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2009/09/04メディア: 文庫購入: 8人 クリック: 29回この商品を含むブログ (22件) を見るを読んでる。以下、今日読んでた中盤の辺で考えたこと。 P192「女…

8/26 もやもやしてきた

忙しい時とか、やることがたくさんある時、気分が落ち込んでる時、など、頭がもやもやしてくることが年に何度かある。 もやもやする状況になる=それなりにやることがあるor考えたいことがたくさんある、ということなので、そういう状況になってる事自体は嫌…

ロールモデルにしてる研究室内の人

自分を客観的に見る、んで、的確にいいところ・悪いところを知って、行動に生かす。こういうのがすごく苦手。誰でもそうだろうけど、後輩の研究やスライドに的確なつっこみは入れれるけど、「自分のもの」にはそういうふうにできない。 それで、「客観視」も…

「意識の量」を増やせ!(齋藤孝)にかなり期待してる

書評じゃないけど、amazonで買ったのが今日届いた。齋藤孝は当たり外れが激しい気がするけど、タイトルで買ってしまった。 「意識の量・質」については昔から、たぶん中学生ぐらいの時から、自分的に相当大事な項目だと思ってた。 「周りの人に気を使える意…

「スパークする思考」内田和成 ☆☆☆☆☆

「スパークする思考」をより楽しむためには、「コンサルティング入門」を先に読むといい 3-4年前、学部を卒業するかなり前で、就職活動とか将来のこともろくに考えていないときから、兄には「おまえはコンサルとか向いてんじゃないの」って言われてた。で、…