就活に勝つ目的設定

「内定をもらう」という目標はダメなんじゃないか

「自分がハッピーになれる仕事を見つけ就職をする」という大目標に対し、「内定をもらう」という小目標への最適化の話。大目標から外れない程度で、かつ、内定がもらえないと困るんならローカルオプティマムしといてもいいはず。


正しい戦略は正しい目的設定から生まれると思ってる。で、目的設定として「内定をもらう」はあまり「正しくない」んじゃないかと思う。これ以外の目的設定があっていいし、自分の思考や行動をフィットさせ、結果に結びつく目的設定ができるんならそれに越したことはない。

目的:自分が内定をもらう、の場合

ここから導かれる戦略は、「内定をもらうにはどうすれば良いか」という考えた先にあるものなんだろう。ただ、この流れだと考えづらいし、じゃあ実際に何をしようって結びつきづらい。就活本や就活セミナーだけに頼るのは戦略と言えないし、差別化できないので筋悪だと思う。


でも、目的を細かくして読み替えるとだいぶ変わってくる。

目的を、面接官に「自分を通す明確な理由」を持たせる、と読み替える

面接官も同じ人間。上の人がいたらその人に説明できる採用活動をしなきゃいけない。


内定を出すまでには、落とす人の落とす理由が必要だし、通す人には通す理由が必要。説明責任があるから、「自分がいいと思ったから」では内定が出せない。*1


だから、内定をもらう=面接官に「明確な通す理由」を持ってもらえるようにすることと読み替えられるんじゃないか。

そのための戦略

「面接官に通す理由を持ってもらう」ため、自分が心がけてることを以下にさらす。受けてるのが外資コンサルだとかなので特殊かもしれないけど、

  1. 無難なことは書かない、言わない:「無難」は落とす理由にしかならない。どこかしらでトガりを出せるように意識する。
  2. 読む側・聞く側にとって、新しく、かつ、有意義に感じられることをアウトプットする。面接を終えて面接官が「勉強になった」「新しい視点をもらった」と思うぐらいの。
  3. 客観的な根拠と主観的な納得感に裏付けされた適度なスケール感を出す。根拠には、自分のバックグラウンドを生かす。
  4. 上記が達成される分には、多少荒削り・荒唐無稽なことでも問題ない(はず)。
  5. 辻褄は合わせとく:後付けでも納得してもらうのが大事。ESはもう出しちゃったし。
  6. 能力のアピールは、筆記+面接の中での受け答えぐらいしかできない。面接でとんちんかんな受け答えにならないよう準備するぐらい+あとは地の能力。


まあ、できてるかどうか微妙だし、例えば、無難な方がいいとこもたくさんあると思う*2。そういうのは状況判断など別の話として、大筋としてはこれでどうだろう?

思うこと

案外、こういう目的設定の部分で差別化できると、結果的に思考・行動まで変化して、ESや面接も差別化されて、良い結果に結びつきやすいんじゃないかと思える。

*1:逆にみんながそうなったらカオス化して就活する側も困る

*2:企業レベルでそうかもしれないし、ESの趣味特技欄などは敢えてトガらせるんならそれなりの別の対策が必要だろう