思考とは、自動思考から一歩先に進むこと

考えるって何か?思考力や思考力が良くなるってことの定義は難しいところがあるけど、しっくりくる捉え方を思いついた。

思考する、とは

論理的な思考には二つがあると思う*1


一つは、定型的な思考。


適当な材料をインプットすると、いつもどおりの処理をした上でアウトプットするやり方。このやり方だと、同じ材料が与えられれば、同じアウトプットが出てくる。進歩がないけど、日常的な「思考」の大半はこれ。心理学的な言葉で「自動思考」ってのがある。定義は違うだろうけど、この定型的な思考を「自動思考」と呼ぶことにする。


もう一つは、非定型的な思考。


定型的と違って、「今までの自分なら考えないこと」を考えだす思考。インプットの内容や思考法自体に工夫をしないと、定型的な思考の枠を出れないから努力が必要。


言うなれば、定型的な思考=自動思考が、普段使いの思考法で、非定型的な思考が、頑張って「今までの自分では出せないアウトプット」を生み出すための思考と呼べるだろうか。

思考力を鍛える、とは

思考力を鍛えるっていうと「良い方向」に変わっていくことなんだろうけど、「良い方向」か「悪い方向」かってのは一口に言えない。ただ、一つだけあるのは、「変わらなければ同じ場所にとどまるだけ」ということ。


だから、良くなるかどうかは結果任せとして、とりあえず「思考力を変える」ことにフォーカスする。


じゃあどうやって、何を変えれば、「思考力」が変わるのか?


このカギが、「自動思考から抜け出す」こと。自動思考で、いつもどおり行けるところまで行ったら、そうと認識して、その先に一歩だけでも前に進むこと。一歩進むための工夫の仕方は色々あるだろうので保留。


大事なのは、「一歩先に進んだ経験」が、これまでの自動思考を変えるってこと。この自動思考が変化したことこそが「思考力が鍛えられた」ということであり、さらにレベルが上がると、「以下に自動思考の先に進むのか」といった点についても、メタ的に考えれるような「思考力」が現れてくるんだろうと思う。

終わりに

最後の所で出てきたメタ思考ってのが、「自動思考を鍛えた」先に現れる「思考能力のキモ」になると思う。今後、まとまったらまた書くことにする。

*1:論理的じゃない思考があるのか知らないけど、ここでは除外しとく