後輩の指導って、博士課程学生にとっては良い機会だと思う

博士課程-進路に困らない過ごし方シリーズ第二弾。
就活を考えると、後輩の指導ってけっこう大事なんじゃね?って話。

後輩の指導は、就活のカギになり得る

就活で採用される人は、よく就活本で見かけるところでは、「一緒に働きやすそうな人」「一緒に働きたいと思う後輩」であることが求められるらしい。これと合わせて、博士課程学生の進路として重要な「一般企業への就職」を考えると、博士課程学生にとって後輩の指導は重要だと思われる。

「後輩の指導」を就活に活かすには

就活では、企業が求める資質を持つ人材であり、かつ、自分がしたいことと重なる。それと、それらをES・面接などでうまくプレゼンテーション出来て、評価される必要がある。んで、これらができるという前提のもとで、「後輩の指導」にはどんな意味があるか?

後輩の指導力、これはそんなに大事じゃない

自分が先輩になった時には、それなりに大事だろう。でも、就活におけるメインではない。だって、「後輩の指導がうまい新入社員採用」を目的とした採用はしないだろうから。たぶん、実際に企業内で後輩を持った時から指導力を養えば十分ってくらいじゃないかと。

後輩を見る目線が最重要

「一緒に働きやすい人」が実感レベルでわかる。これが博士課程&就活コンボでは一番大事。一緒に「働きやすそう」な人という目線ではなく、実際に働きながら、「一緒に仕事しやすい人の特徴」を学べる。ここで学んだ「良い後輩の特徴*1」を押さえて、それを意識的に「将来の後輩候補」たる自分が就活の中でプレゼンテーションしていけばきっと効果的。


それに、サークルなど楽しみ半分なのを除くと、博士課程学生ぐらいしか「実際に後輩と仕事をする機会」自体があまりないのではないか。いくら就活本で「一緒に働きやすそうな人」であることを求められても、実感レベルでの経験がなければ意識的にはプレゼンテーションしようがない。だからこそ、博士課程学生はこの目線を持つよう努め、就活上の強みとしていく必要がある。

見るべきポイントと具体例

  1. 一緒に仕事しやすい人の特徴:予習をしっかりしてる。適切なタイミングで適切な質問ができる。
  2. 指導しやすい人の特徴:素直であること。
  3. よく伸びる人の特徴と、伸びない人の特徴:予習。質問。前提の置き方*2
  4. いい仕事をする後輩の特徴:キチンとしてる。コツコツ積み重ねられる。


主なところではこんな感じか。いい仕事辺りだと、教官でもいいんだけど、あまり自分にはわからない範囲で仕事してることが多い。でも後輩ならコメントしたり、ディスカッションする機会も持てる。後輩を指導する機会がない学生は意識的に指導するように努めるといいのでは。


指導しながらこういう良い後輩が持ってる特徴を学び、就活に応用していく。んで、この時に合わせて注意するとよさげなのは「先輩として指導するときに自分が持つ感情」。就活の時には、面接官として出てくる「将来の先輩」が「将来の後輩候補」の自分を評価する。だから、「感情レベルでの評価」まで含めて考えれたほうがより効果的っぽい。

まあ大体考えたことは以上

もうちょい追加があったほうが良いガイドラインになりそうだけど、とりあえずこんなもんにして、後ほど必要に応じて追記することにする。

*1:教えやすいとか色々あるけど、「先輩にとって良い」

*2:どこまでを無意識レベルでの前提としていくか、適切なタイミングで前提を疑えるか、など